「テコンドーってなんですか?」 ”What’s Taekwondo?”
2000年シドニーオリンピックから正式種目となった格闘技です。さて、いったいどんな格闘技なんでしょうか?
歴史
テコンドーの歴史は古く。その起源は、約2000年前の高句麗の時代とも言われています。戦後、韓国の国技となり1973年には世界テコンド-連盟(WTF)が設立、国際的に普及されていきました。1980年IOCの認可を受け1984年アジア競技大会の公式種目に採用されました。
1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピックでは公開種目として採用され、2000年シドニーオリンピックより正式種目となりました。
特徴
テコンドーは徒手空拳(としゅくうけん)で戦う格闘技のひとつで、日本の空手に類似した武道です。しかし、最大のその特徴は華麗かつ多彩な足技にあるといえます。「足を使った剣道」と表現されることもあります。
競技
競技人口は178ヶ国、5000万人以上といわれています。
ルール
試合は8m×8mのコートで行われ、試合時間は男女共に2分3ラウンド、インターバル1分で行われます。選手は規定の防具である「ヘッドギア」「ボディープロテクター」「腕」「スネあて」「ファウルカップ」を装着しポイントおよびノックアウトで勝敗を決します。
蹴りは腰から上、パンチはボディーのみが許されいます。背中への攻撃は禁止、相手の胴部に蹴りかパンチが入った場合、それぞれ1ポイントが加算され、相手の顔面に蹴りが入った場合は、2ポイント加算されます。ダウンでカウントされた場合1ポイント加算され、起きあがれない場合はKO負けとなります。判定の場合は、ラウンドごとの得点と減点によって勝敗が集計されて決定します。
試合時間やラウンド数は大会によって異なる場合があります。
階級
テコンドーには、体重別に階級分けがあり、階級ごとに競技が行われます。
男子階級(WTF区分) | |
-54kg級 | 54kg以下 |
-58kg級 | 54-58kg |
-63kg級 | 58-63kg |
-68kg級 | 63-68kg |
-74kg級 | 68-74kg |
-80kg級 | 74-80kg |
-87kg級 | 80-87kg |
+87kg級 | 87kg超 |
女子階級(WTF区分) | |
-46kg級 | 46kg以下 |
-49kg級 | 46-49kg |
-53kg級 | 49-53kg |
-57kg級 | 53-57kg |
-62kg級 | 57-62kg |
-67kg級 | 62-67kg |
-73kg級 | 67-73kg |
+73kg級 | 73kg超 |
なお、オリンピックでは以下の階級分けとなります。
男子階級
・58kg級(58kg以下)
・68kg級(58kg~68kg)
・80kg級(68kg~80kg)
・80kg超級(80kg以上)
女子階級
・49kg級(49kg以下)
・57kg級(49kg~57kg)
・67kg級(57kg~67kg)
・67kg超級(67kg以上)